ボーダーラインと携帯小説の世界

精神病患者達と携帯小説が好きな人とアニメ類が好きだったり、料理好き用

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昨日ケータイ小説終わって

いや~……長かったwその間に拍手が百二十回くらいあったのですが、小説にはあまり拍手なかったw
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  1. 2009/12/15(火) 08:20:14|
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ガンアクション・ラブストーリー14-5

狂気と芸術の交差する街
第14章 ~それぞれの帰路~ 5回目


――その後――
キアーラは退職願いを出した。
エイジを失った心の痛みは、火傷を負った皮膚が痛むように、消えなかった。
アレッシオ達に対し、
「思えば、あたしたち似た者同士だった。不器用でまっすぐで。殺したくなくて、殺したくて。愛されたくて、愛したくて。それが絆、かな? 家族みたいに大切な……兄妹みたいな。」
とつぶやいた。
アレッシオは敬礼した。アルフレードもそれに習う。
『vai,Vai!』
「Ciao」
『さあ、行きな!』
「じゃあ、また」
それだけ言うとキアーラは去った。
ピストレーロは、人員を補給した。彼らは氷山の一角を倒しただけだから、アレッシオとアルフレードは新たな仲間と日々戦う。残党狩り、である。
アレッシオは、解体を言い渡されると思ったし、転属で良いと思った。
エンツォがそれを知りながら再構成したのだ。いつか、キアーラとエイジが帰って来た時、帰る場所があるように。
アルフレードは、別にヤクザな仕事が好きなわけでも、殺し屋が気に入ったわけでもない。やはり、ピストレーロは帰る場所なのだ。この無法の島が、住処(すみか)なのだ。

キアーラは、エイジの亡骸を連れ、ミラノに里帰りをした。
「madre(お母さん)、padre(お父さん)、eccomi qui(ただいま)!」
キアーラは思った。生き続けよう、エイジと一緒に。走り出そう、未来に! だって、こんなにも空が蒼いんだから! 青の洞窟みたいだから! ……ね? エイジ。
  1. 2009/12/14(月) 00:06:56|
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ガンアクション・ラブストーリー14-4

狂気と芸術の交差する街
第14章 ~それぞれの帰路~ 4回目


チェーザレは弾切れを狙い、人海戦術にでる。一秒でも非常時用の発信機を使えば、最寄りの仲間が来るはずだ。もはや、このマフィアは双鬼のものとなる予定だった。秘密裏に、だが。だからエイジも気が付かなかった。
キアーラはカートリッジを交換しようにも、チェーザレは交換する暇は与えてくれない。
間もなく現れた敵を撃つが、十人はいようか?
弾を失う。そして、キアーラは突進する。
致命傷になりそうな所は左腕を盾に、チェーザレは狂ったと判断して油断する。
キアーラはチェーザレスキをついて右手を背中側の腰に。
キアーラに笑みが戻る。
「チェックメイト」
残ったただ一つの武器、オマモリのデザートイーグルでチューザレの頭を撃つ。さすがに剛腕のキアーラも、デザートイーグルの反動には悲鳴をあげた。優秀なマズルブレーキ……銃口制動機を付けていなかったため、銃口がブレてゼロ距離からでもチェーザレの頭左半分にしか当たらなかったが、見事50AEの鉛玉で頭を粉砕した。
それを見て、残りの烏合の衆は消えた。
キアーラはたたずんだ。人目から離れて一人、泣く。
アシ、洗おうかな……?

明日で最後です!
  1. 2009/12/13(日) 07:54:56|
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ガンアクション・ラブストーリー14-3

狂気と芸術の交差する街
第14章 ~それぞれの帰路~ 3回目


キアーラのその叫びは、虚空(きょくう)に響き、消える。言葉が意味を無くし、消えた。キアーラの中の、キアーラの知っている”エイジ”という人間が、言葉が、死んだ。

『お別れは済んだかい? クールガール』
双鬼の声が、キアーラを現実に戻す。
「よくもエイジを……」
『生き急ぐヤツは死ぬヤツなんだぜ?』
キアーラは怒号する。
「ご忠告、余計なお世話だ……ぜ!」
隣にあったドラム缶を投げるキアーラ。
ガエターノが蹴り返そうとする。
すると爆音が轟いて爆発。手榴弾を仕込んであったのだ。双鬼の一人、ガエターノを殺す。
「ガエターノ!」
チェーザレは、産まれて初めてかもしれないほどの哀しみに触れる。
(これが、死なれるということか……)

キアーラは、威勢良く二挺拳銃を轟かす。
「さあ、死の舞踊(ダンス)りの始まりだ! ハデに舞え!」
「死んだ兄(あん)ちゃんみたいにか?」
チェーザレは、言葉に殺しを込めた。ベレッタの弾、九ミリパラベラムの一撃にも込める。キアーラの哀しみは死んだ。キアーラも言葉に殺気を込める。
「んだと?」
キアーラは45ACP弾を間違いない距離から放った。
「死んだ兄(あん)ちゃんみたいにかと聞いている。人間(ひと)はなあ、ダメだと思ったらダメなんだよ。あの兄ちゃんがそうだったようにな……! そんな弾(タマ)が”この俺に当たるわけがねぇ”」
キアーラは眉をひそめる。
「当たんねえ? 当たんねえ弾なんかあるかよ!」
「それがお前の”限界”だ。」
  1. 2009/12/12(土) 11:10:50|
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ガンアクション・ラブストーリー14-2

狂気と芸術の交差する街
第14章 ~それぞれの帰路~ 2回目


「いイに決まってんだろ!? バカ!」
キアーラの怒鳴り声は何度も聞いているのに、今回は優しい怒鳴り声だ。
「嬉しいな……」
キアーラは最後にエイジに手向けを渡す。
「Tiamo……(愛してる……)愛してる……愛してるよ…………。まだ処女なんだよ、エイジにくれてやるから死ぬな!今すぐ脱げ!」
エイジは一瞬驚く。むしろ死にそうなのはキアーラではないのかと思うほどの取り乱しよう。
「ムチャクチャだよ……」
「ガタガタ言うな!」
キアーラは逆ギレした。
「走馬灯、こっち来てから三回目だ……」
不吉な言葉に、二人は一瞬息を飲む。
「走馬灯?」
「人は……なんで思い出に……すがるのかな? ってふと思う。。。」
キアーラは、いつしか忘れてしまった心を、何度となくエイジからもらう。それが、エイジを愛する最も大きな理由だ。
「失うことを恐れ……取り戻そうとし……奪いさえする。泣いて……すがったその先に……何があるのかな? 僕たちは……それを……識るすべはある……のかな?」
「わからないけど……忘れたくはないから。エイジと出逢ったこと、イタリア旅行、忘れたくない!」
過去にすがったなど、いったい何年ぶりか? キアーラは、奥歯を噛み締める。
「そっか……も……未練は……な…………い…………」
固まるキアーラ。
「エイジ? なぁ、笑えよ、エイジィ……なぁ……おい、…………エイジーー!!」
安らかな、寝顔だった。最後の最後まで、エイジは怨み事を言わなかった。
  1. 2009/12/11(金) 09:28:17|
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