ボーダーラインと携帯小説の世界

精神病患者達と携帯小説が好きな人とアニメ類が好きだったり、料理好き用

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”この手で掴みたいものは……”13

その夜、舞は衝撃的なことを言った。
「陸……他の人が好きになったから別れて」
陸は椅子にダラリと座る。
「なんて日だ……」
陸は、悩まず別れを決心する。

陸は、舞の頬に手をあて、首筋をなぞり、胸元に手をやって後ろ腰に手を添える。二人は、一筋の涙を流して、キスをする。
舞は微笑む。
翌日、陸はなぜ微笑んだか分からず、姉に聞くと呆れられる。
「彼女はパトロンの条件を知ってた。私が教えたの。貴方があまりにも惨(みじ)めに思って、不幸顔(づら)する貴方に微笑んでくれたのよ」
陸は、憤怒した。
「姉さん、なんで言ったんだ!?」
姉は、怯(ひる)まず押し切る。
「あの娘を巻き込むわけにいかないなら、どうするか迷うなら、彼女に委ねた方が賢明よ! 学費その他は、私達がなんとかする。いざとなったら、あんなパトロンいらないわよ!」

電話が終わると、陸はガックリと膝をつく。
「なんてことだ……舞……僕の、舞……」
それは、陸が初めて口にした舞への気持ち。
「モデルは、みんなのものだ」
当たり前のように語る陸に、舞はいつも悲しく微笑んだ。
いつだって、舞は人を優先した。
「私は、死にぞこないだから……」
いつしか、
「誰かを犠牲にしてまで、笑えなくても良い……」
と言っていた。
でも、と追加して……。
「貴方の為なら、私は鬼になる」

陸は、香織の元へ。
「早かったのね……明日までのはずだけど?」
陸は息を切らして言う。
「すみません、このお話、無かったことに」
香織は、目を伏せる。
「そう……」
煙草の煙を吐く香織。
「行きなさい」
「はい……」
陸は休息することなく、次の目的地に向かった。
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  1. 2009/06/16(火) 07:31:47|
  2. 携帯小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

さやうま さん

ちょっとメリハリ付けてみたりw
  1. 2009/06/16(火) 10:54:03 |
  2. URL |
  3. たけ #-
  4. [ 編集 ]

あらまあ

すごい展開で。
  1. 2009/06/16(火) 09:22:33 |
  2. URL |
  3. さやうま #qZjO.u1.
  4. [ 編集 ]

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