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小早川さん……その名を噛みしめながら、家路に着いた。
翌日、学校でクラスメートに話しかけられる
「東馬さん。小早川君とはどういうご関係で?」
「は、はひ……? 中庭で声をかけられたんです。猫さんいなかったか? って。あと、街で……」
「街で出会ったの!? 何話したのよ!?」
なんだか団体さんになってきた。怖い。
「ひっ!? 名前聞いた以外、何も……」
皆、安堵する。
「そう……言っておくけど、抜け駆けは許さないわよ」
「はひ? どういうことですか?」
「とぼけないで。私達小早川智也ファンクラブを差し置いて、仲良くなるなって言ったのよ」
「まってください」
景ちゃん……
「なんですか? 藤林さん」
「東馬さんは、鈍くてオクテで、その上彼氏欲しがってるわりには男の子の情報知らないんです」
酷っ! ……泣きたい……。
「……そうでしたね」
そうなの!? そこは否定して!
「ともかく、彼と仲良くなりたいなら、会費無料の小早川ファンクラブに入りなさい。悪い扱いはしないわよ」
「は、はひ……わかりました」
すると、今までの険しい顔から一変、柔らかい表情になった
「よろしい。では、また」
災害は去った。景ちゃんが優しく近づいてくれる
「大丈夫? ごめんなさい。ファンクラブのことくらい言っておけば良かったわ」
「いいの……ありがと。やっぱり私は恋愛に向いてないね……」
「え?」
景ちゃんは目を丸くする。あれ? 何言ってるんだろう……?
「なんでもない……」
今日は大変な一日だった
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- 2009/08/14(金) 00:19:15|
- 皆様で考えるページ
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| トラックバック:0
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| コメント:3
ベタ恋小説なのです!
先読みは必ず当たる! くらいベター。
>東馬と小早川っていうのがくっついたらもっと面白くなりそう
どんなくっつき方するかは、未来のお楽しみかも?
>ファンクラブ…展開ですね
そう! ファンクラブの現実なんて問題ではない。少女マンガの現実を!
モテる彼をゲットしたキッカケは? 乙女はキュンキュン♪
男子はぉぃぉぃ……だけど、つい読みたくなる……と良いなぁw
- 2009/08/14(金) 20:37:00 |
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- たけ #-
- [ 編集 ]
>東馬さん。小早川君とはどういうご関係で
東馬と小早川っていうのがくっついたらもっと面白くなりそう
そうなることを祈ってます
でもパターン的に少しありがちかもよ
ファンクラブあるってところはありがちな展開ですね
なんにしろ楽しみ
- 2009/08/14(金) 20:04:43 |
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- まー #-
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