ボーダーラインと携帯小説の世界

精神病患者達と携帯小説が好きな人とアニメ類が好きだったり、料理好き用

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父と精神病の娘と結婚と19

この人達は、百合子を幸せにしようと考えた。

「”新しい夫婦でこの娘を大切に育てる”目標は、妻から消えていきました」

そんなこと、何も知らなかった。父は、自分の幸せの為に再婚したのではない。だから、退院を前に『妻と離婚するから家に来ないか?』と言ったのだ。妻が嫌になったのではない。娘の幸せの為に、愛する妻をも捨てる。それは、無償の愛、なにもかもを捨てても、ただ一人、百合子を幸せにする為の人生を歩んできたのだ。愛娘が産まれ落ちた、その日から。

「娘が思春期を迎えると、暴走族に入りました。しかし、族内ですら馬鹿にされると、”追放”といった形で族を抜けました。それは、娘の親友から後に聞いただけ。最初は”まともに戻った”と思いました」

族の頃は、世界中のなにもかもを壊したくて仕方がなかった。
自分が傷つくと、生きてる心地がした。
世界中の全てが敵だった。仲間に肩を組まれると体が強張った。族が、仲間が怖かったのではない。仲間も所詮、敵か味方かといった位置付けで、誰一人相手にしてくれなくなった。
(自業自得だ)と思って、「私は、この場から去った方が良いのかな?」と、そんな時ばかり弱気になり、「去れ」と皆に言われたのだ。

「家族の会話は無かったものの、『そのまま中学を卒業したら夜間学校にでも通って、徳を身に付けつつ、労働しなさい』と娘が中三の頃言ったところ、娘は翌日に姿を消しました。
警察に捜索願いを出したのは、茫々(ほうぼう)手をつくした、失踪(しっそう)一日後。捜索一日目に、隣街のパン屋に居候しながら働いていることを知りました。
高校生の家出を手伝うわけにはいかないと、向こうから通報してくれました。中学生だったのですがね。私達はあえて中学卒業後、そこでのびのびと働かせました」
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  1. 2009/09/16(水) 07:20:15|
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