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ボーダーラインと携帯小説の世界

精神病患者達と携帯小説が好きな人とアニメ類が好きだったり、料理好き用

ガンアクション・ラブストーリー 5-2

第5章 ~軍人の二重奏(デュオ)~二回目


アレッシオは敵を補給線付近以外を包囲。狙撃で敵砲門、及び司令塔、通信室を破壊、もしくは強襲。慌てて被害現場を肉眼で見えた敵近衛兵を、上手く防御を軽くした脱出口に引き寄せ、空いた大門を封鎖。補給線を断つ。脱出以外は捕虜になるしかなくなるようにする。
しかも、脱出口に対人兵器トラップを仕掛ける。

そして、今回……ピオーヴラの武闘派集団とテロリスト、ウルティマの戦争が勃発した。
場所はシチリア島のアグリジェンド。古代ギリシアの神殿が建ち並ぶ街。さすがに”神殿の谷”には足を踏み入れない。神殿の谷は夜ライトアップされるから、レオポルドは、勝利を手にした あかつきには、高台から幻想的な風景を見下ろしたいという思惑から、場所を指定したのだろう。そう、レオポルドからの宣戦布告が今回の始まりだった。しかも、三十人のイタリアンマフィアを投入するとまで付け加えた。
「ボス、これは……」
ボスと呼ばれた男はエンツォ。ウルティマのリーダー。戦場に自ら赴き、指揮を執る。戦術はアレッシオ任せだが。
「ああ、FRATELLO(兄弟)。これは罠だ。もし、三十人以上の数をこちらが投入した場合、”ウルティマは卑怯者”と言われる。かといって、三十人以内の手勢を向けても、相手はただ”戦争を引き受けたいちマフィア”レオポルドが手勢を失うわけではない。これが政治家がリーダーという利点だ」
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  1. 2009/11/02(月) 10:30:43|
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