ボーダーラインと携帯小説の世界

精神病患者達と携帯小説が好きな人とアニメ類が好きだったり、料理好き用

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ガンアクション・ラブストーリー7-5

狂気と芸術の交差する街
第7章 ~休息~5回目


ヴァチカン市国にてサン・ピエトロ大聖堂鑑賞。
玄関から右に向かう人の流れに乗って少し行くと、大きなガラスに囲まれた聖壇(せいだん)が見えた。人ごみをかき分けて進む。そこで、エイジを先導したキアーラは振り返って微笑む。
エイジは、ピエタを発見した。得意気なキアーラ。ああ、始まるんだ。キアーラの舞台が。
「十字架から降ろされたキリストの遺体を抱く、聖母マリア。ぐったりと横になる、愛する息子をS字に身体を曲げて抱くその姿は、一人の母だった。
『ママ、いっちゃうの?』
『画家になったら画展観に行く!』
「エイジ、ガイド始めるぜ!」
再びキアーラの声で現実に引き戻される。
「ミケランジェロ・ブォナローティは、古代の彫刻家を超えた、唯一の御方です。千四百九十八年、彼が二十三歳の若さで彫り上げた作品です。ミケランジェロは全四体のピエタ像を制作してますが、ふつう、ピエタといえばココ!
さて、マリアの左肩から斜めにかかるリボンをご覧くださいませ。ミケランジェロはあそこにサインを入れています。ミケランジェロの他作品には、サインは無いのです! 自他ともに認めるこの像を制作するミケランジェロに、神が降りたと言わずして、何をいいましょうか!」
違うよ、キアーラ。僕には分かる。
エイジは、頭を振った。
ミケランジェロは、六歳の時に母に先に逝かれた。僕と同じなんだ。だから、ミケランジェロが奇跡を起こしたわけではない。彼は、毎日泣きながら彫った。そこには、芸術も、神も、バチカンもなかった。ミケランジェロは、自分を遺して去った母を泣きながら彫ったんだ。時には優しく、時には激しく愛するように彫った。そこには、芸術家の誇(ほこ)りすらなかった。あるのは、母の”亡骸(なきがら)”だった。
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  1. 2009/11/13(金) 09:15:28|
  2. 携帯小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

もっちゃん さん

>なんでそんなに知識があるのかねえ
イタリア旅行行こうとして観光本買ったから、地図もわかります♪

>知らない言葉多すぎて意味がわからなくて困っちゃいました。
ん? わからないのは日本語?

>この作品は…たまにしか読まないけれどごめんね
たまには読んでくださるのですね。9章はラブラブですよ~♪
伝統ある街のマフィアですからw
  1. 2009/11/13(金) 16:48:07 |
  2. URL |
  3. たけ #-
  4. [ 編集 ]

たけちょはなんでそんなに知識があるのかねえ

知らない言葉多すぎて意味がわからなくて困っちゃいました。
でもね、たけちょのこの作品はカたっくるしい感じがしてなんとなく好みじゃないから、たまにしか読まないけれどごめんね
  1. 2009/11/13(金) 10:18:21 |
  2. URL |
  3. もっちゃん #-
  4. [ 編集 ]

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