ボーダーラインと携帯小説の世界

精神病患者達と携帯小説が好きな人とアニメ類が好きだったり、料理好き用

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ガンアクション・ラブストーリー14-3

狂気と芸術の交差する街
第14章 ~それぞれの帰路~ 3回目


キアーラのその叫びは、虚空(きょくう)に響き、消える。言葉が意味を無くし、消えた。キアーラの中の、キアーラの知っている”エイジ”という人間が、言葉が、死んだ。

『お別れは済んだかい? クールガール』
双鬼の声が、キアーラを現実に戻す。
「よくもエイジを……」
『生き急ぐヤツは死ぬヤツなんだぜ?』
キアーラは怒号する。
「ご忠告、余計なお世話だ……ぜ!」
隣にあったドラム缶を投げるキアーラ。
ガエターノが蹴り返そうとする。
すると爆音が轟いて爆発。手榴弾を仕込んであったのだ。双鬼の一人、ガエターノを殺す。
「ガエターノ!」
チェーザレは、産まれて初めてかもしれないほどの哀しみに触れる。
(これが、死なれるということか……)

キアーラは、威勢良く二挺拳銃を轟かす。
「さあ、死の舞踊(ダンス)りの始まりだ! ハデに舞え!」
「死んだ兄(あん)ちゃんみたいにか?」
チェーザレは、言葉に殺しを込めた。ベレッタの弾、九ミリパラベラムの一撃にも込める。キアーラの哀しみは死んだ。キアーラも言葉に殺気を込める。
「んだと?」
キアーラは45ACP弾を間違いない距離から放った。
「死んだ兄(あん)ちゃんみたいにかと聞いている。人間(ひと)はなあ、ダメだと思ったらダメなんだよ。あの兄ちゃんがそうだったようにな……! そんな弾(タマ)が”この俺に当たるわけがねぇ”」
キアーラは眉をひそめる。
「当たんねえ? 当たんねえ弾なんかあるかよ!」
「それがお前の”限界”だ。」
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  1. 2009/12/12(土) 11:10:50|
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